日本の国防力を考える - 自衛隊の存在

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能ある鷹は爪隠す!? 実は世界トップクラスの日本の軍事力

専守防衛を基本戦略とする日本の自衛隊。しかし、実際に目にするのは災害派遣や海外派遣と、軍事力や自衛力に関するトピックはほとんどないのが現状です。北方領土や尖閣諸島、竹島など領土問題のほか、北朝鮮のミサイル問題などが話題に上る昨今、「戦争や紛争が起こるかも」と不安を抱く方も少なくないと思います。しかし自衛隊設立以来、武力行使が必要な出動がないため、軍事および防衛力についてはあまり知らない方も多いのではないでしょうか。

「戦力」としては認められていない自衛隊

日本の自衛隊は、直接・間接に関わらず、国を防衛することが主な任務になります。災害派遣や海外派遣などは、国内の治安を守ったり、有事の際に海外と良好な関係を築くための、副次的な活動と言えるでしょう。憲法第9条もあり、自衛隊は「戦力」として認められていませんので、自衛のための最小限度の実力を持つ組織であるととらえた方がいいでしょう。近隣諸国の軍事政策や情勢を見据えると、自衛隊を放棄することは難しく、国が財政悪化していても強化せざるを得ない状況にあると言えるでしょう。

日本の平和の裏にある強固な防衛力

大きく「陸」「海」「空」と分けられる防衛策の中で、領空域の実力は世界から認められています。アメリカ軍のトップガンと模擬戦を行った結果、トップガンに「イチから修行しなおしたい」と言わせた能力は、国境を海で囲まれている日本において頼もしい存在です。また、領海域もイージス艦を配備するなど、専守では世界一との評価もあります。最新鋭の戦車を配備する陸上自衛隊も、有事の際に同盟国アメリカの協力を得られることを踏まえると世界屈指の能力を秘めています。実戦経験を指摘する声もありますが、現代戦で重要視されるのはテクノロジーと組織力。これは日本の得意分野です。また、軍隊ではない自衛隊ですが、部隊の質と士気の高さは世界一とする声もあります。しかし、こうした実力を行使しないことこそ、憲法9条のある日本においては重要なのかもしれません。

(2012年09月20日 掲載)

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