あふれるニッポンの宝 -秋田

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恋しくなるおいしいお米

秋田は食べ物がおいしい。有名なところでいえば、郷土料理のきりたんぽ鍋がすぐ頭に思い浮かぶ。杉の棒にご飯をつぶして棒状に巻き付け火で焼いた「たんぽ」は味噌タレや醤油タレをつけて露天でも売っていて、気軽に食べられる。初めてその存在を知ったときには「たかがご飯」と高をくくっていたが、食べてみるともっちりとしていて癖になる。そんな「たんぽ」を比内地鶏や野菜と一緒に煮込んだ鍋に切っていれると熱々のとろとろになって、さらに味わい深いごはんになる。きりたんぽの炭水化物、比内地鶏のたんぱく質、セリ・ねぎ・ごぼう・舞茸でビタミンがとれるのだから栄養効果も抜群だ。この鍋を食べるという目的だけでまた秋田に行きたくなる。

ハイリターンな温泉

秋田の温泉はすばらしい。有名なところでいえば、泉質が酸性の玉川温泉がよくメディアでも紹介される。源泉は毎分9000リットル湧出、PH1.05の強酸性。考えただけでもお肌への影響が強いことがうかがえるが湯治にくる客足は途絶えない。”入浴”、”蒸気吸入”、”飲用”、”岩盤浴”の4つの温泉療法があり、普通の温泉浴場とは違い「長湯厳禁(100%では2~3分、50%では5分以内)」「洗顔厳禁」「体をこすらない」との注意事項もある。この重々しい雰囲気の中、恐る恐る飲泉をかなり薄めてのみ、怖くて源泉100%の温泉には浸かれなかった私だが、この秘境のような温泉地めぐりをまたしてみたい。

心優しい秋田美人

秋田県湯沢市の観光情報WEBより「科学的に立証された秋田美人」の項目がある。湯沢市の医師・杉本元祐博士の研究と某化粧品会社の調査からすると、秋田の女性の肌は一般的日本人女性と比べても白いらしい。よく表現される「透明感のある白さ」は、肌を滑らかにする麹をよく使用する秋田ならではの肌のきめ細かさと白さなのかもしれない。しかし、心の豊かさが表情に出るとも言える。実は出会った秋田の人はみな底なしに親切であった。人のあたたかさを思い出すと、はやりまた秋田に行きたいと思えるのだ。何にしろ、美人を目の保養に、温泉につかって、おいしいごはんを食べる。行けば秋田は人にしろモノにしろ、昔ながらの良い日本の部分を残したよい場所だと実感し癒されることだろう。

(2013年02月05日 掲載)

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